今年1月の第3者割当増資(デッド・エクイティ・スワップ)で債務超過は解消、また3億円以下だった時価総額も、特別に材料があるわけでもないのに9月半ばに急激に出来高が増え、株価も急上昇し(冒頭写真=株価チャート図)、上場廃止基準を何とかクリアした情報セキュリティ関連の「YAMATO」(大阪市淀川区。7853。マザーズ)――しかし、情報セキィリティといっても、同社の場合、CD-ROM、DVDなどの記録媒体を強みとしていたところ、ダウンロード主体になり、記録媒体市場は縮小を続けておりその先行きは決して明るくない。
しかしながら、創業者で社長の川合アユム氏(横写真)に撤退の文字はないようで、未だにDESではなくキャッシュの入る第3者割当増資をすべく動いているようだ。
そうしたなか、引き受け手としていろんな名前が囁かれているが、その名前がいずれも何かといわくある面々ばかり。