アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(362)「エー・ディー・ワークス」の史上2度目のライツ・オファリングはうまくいくか?

 ライツ・オファリングとは、新株予約権を無償で株主全員に割り当て資金調達する方法。これだと、第3者割り当てのように希薄化で既存株主の割合が大幅に減ることもない。
2010年5月に不動産販売の「タカラレーベン」がわが国では第1号で、この10月1日に発表した中古マンション・ビル販売「エー・ディー・ワークス」(3250。東京都千代田区。JQ)が第2号だ。
このライツ・オファリングの特徴として、その新株予約権自体が証券取引所に上場される点が上げられる。
既存株主は無償でもらった新株予約権を行使することはむろん、取引所で売ってもいい。
 エー・ディー・ワークスの場合、権利行使期間は11月19日からでまだ先(12月14日まで)。ただし、取引所での処分はすでに10月17日から始まっている(12月10日まで)。
新株予約権の行使価格は4000円。発表の10月1日のエー・ディーの株価は7360円だったからひじょうにお得と思ったのだが、すべて行使されれば株数は2倍近くになることから株価はこの間下がり、一時は4500円ほどにまでなっていた。(冒頭写真=株価チャート図)
ところで、上記の期間に権利行使ないし処分しないと失権する。したがって、資金がない、あるいはいま以上に株を持ちたくない既存株主は当然、売却しようとする。前述のように、行使価格は4000円なのだから、売却価格も株価が4000円を下回らない限り、その程度で売れるとかいうとそうではない。需要と供給のバランスから、実際は最高値でも1650円。11月5日終値は735円だった。(上写真=新株予約権利無償割り当て分のチャート図)

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