一部で“山口組の金庫番”とも報じられ、東証2部上場の中堅ゼネコンだった「井上工業」(群馬県高崎市。破産に)を舞台にした架空増資事件に絡み、その背後にいるとされる暴力団関係者の闇にも広く切り込むのではないかと見られていた、永本壹柱被告(冒頭写真。62)を実質トップとする闇金「虎ノ門グループ」の貸金業法違反事件(無登録営業)ーーだが、本紙の観測通り、その後、誰一人再逮捕もなく、ほどなく決着を迎えそうだ。
貸金業法違反ではグループの計4名が逮捕され、中心メンバーの前野森幸、永本両被告はさすがに起訴後のいまも保釈になっていない。