アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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AIJ投資顧問の監査をしていた「アスカ監査法人」の悪評

 3月23日、証券取引等監視委員会は「AIJ投資顧問」の強制調査に乗り出し、刑事事件化は必至となった。
それにしても、なぜ、04年3月期以降、損失と虚偽報告を繰り返しながらここまで問題発覚が遅れたのか。
本来はそれぞれが独立のはずの、運用を指示するAIJ投資顧問、営業していた「アイティーエム証券」、そして運用利回りを確認する英領バージン諸島の管理会社が一体の関係だったからだと大手マスコミでは報じられている。(横写真=「毎日」3月24日記事)
確かに、その通りだが、しかし大手マスコミは一切報じていないが、監査法人の責任はないのか?
アイティーエム証券はむろん、AIJ投資顧問がバクチ的な投資を始めた04年以降、同社の監査をしていたのも「アスカ監査法人」とされる。
このアスカ監査法人、本紙でも既報のように、過去、“危ない”、あるいは“問題”や“疑惑”のある上場企業の監査を数多く引き受け、所属公認会計士が日本公認会計士協会から業務停止5カ月という重い処分を食らったこともある。
監査を引き受けていた後、上場廃止や事件化したところもある。「ゼクー」「アドバックス」「ニューディール」「セイクレスト」「SFCG」「東理ホールディングス」といった具合だ(現在は監査していないところも含む)。

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