元旦の「朝日」が、屋上緑化会社「フューチャーズプラン」(東京都港区)が、自社未公開株の販売目的で、少なくとも2000名以上から総額約16億円集めながら休業状態になっており、出資者が詐欺容疑で警察に被害届を出すことも検討していると報じている。
同記事では社名は伏せられているが、フューチャーズプラントと同ビルに入居し、同社の資金集めに助言したコンサル会社とは「グランツインベストメントジャパン」のことだ。
本紙は10年4月、「注目の新たな仕手筋御用達証券会社」というタイトル記事のなかで同社を取り上げ、同社元代表(現在、再び代表に)が代表に就いた証券会社が仕手筋御用達になるのではと報じている。もっとも、その後、ほどなく同証券は業務停止命令を受けてしまったのだが。
その代表はコスモ証券出身だが、グランツインベストメントの会長にかつて野村證券OBが就いていたことも、本紙は09年4月に報じている。
(冒頭写真=フューチャーズとグランツの入居ビル。その下写真=両者の会社謄本。同住所であることがわかる)