他の報道で手一杯で、提訴されているにも拘わらず、今年に入って初めて、パチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(旧名アルゼ。東京都江東区。6425。JQ)のフィリピンでのカジノ事業進出に当たっての疑惑につき報じる。
本紙に続いて、この疑惑報道でやはりアルゼから提訴された「ロイター」が本日、関係筋からの情報として、アルゼが上場しているジャスダック市場を運営する「大阪証券取引所」(大阪市中央区。冒頭写真)が、疑惑の4000万ドル、なかでもアルゼさえも還流したことは認めている内1000万ドルにつき特に注目し、調査に乗り出したことが5日までに分かったとして報じている。
いくらアルゼ側が潔白を主張しようが、疑問に思うのが当然の内容で、すでに本紙でも既報のように、米FBI、フィリピン当局も捜査に乗り出しているが、ついにわが国の大証も調査に乗り出したわけだ。
詳細は、同記事をご覧いただきたいが、このように包囲網がどんどん敷かれるなか、アルゼ自身も1月7日、第3者委員会の設置を決定、やはり4000万ドルのカネの流れを最優先に5月末に最終答申書を出すことを予定しすでに調査しているという。
もっとも、わが国ですでに動き出しているのは大証だけではない。