アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>「スクープ!! ズサンだった福島第一原発テロ対策――本紙・山岡、原子炉建屋50Mまで接近セリ!」第1回(序章)

 まずはともかく、3枚の写真(望遠レンズは使用せず。標準で)をご覧いただきたい。
冒頭の写真は、この6月某日、福島第一原発の1号機(黄色の円の左側)、2号機(同右側)を、下の有料記事部分の2枚は3号機、4号機をそれぞれ撮ったものだ。
この写真、誰か作業現場の者が撮ったものでもなければ、反原発の立場の本紙に東電が現場写真を提供してくれるわけもないだろう。それに、もっと画像が鮮明なものを提供するはずだ。
現場は放射能に汚染されているから、下手をしたらカメラも汚染して没収とならないとも限らない。そのため、カメラをビニール袋に入れて密封。しかも、綿手、軍手、ゴム手袋の3重の慣れない手と、同じく慣れないマスクを付けた目とで撮ったため、よじれたビニール部分が真っ白になり、こんな不鮮明なものになってしまった。そう、本紙・山岡が撮ったものなのだ。(なお、線量計はピーピー鳴ってうるさいので切ってしまったため数値は不明)
で、山岡はいかなる立場で、ご覧の写真のように、建屋から直線にすればたかだか50Mのところまで接近できたのかといえば、それは決して作業員に紛れ込んだわけではない。
複数の現場作業員の取材をすると、当然、厳重な管理の下に現場は置かれていると思い気や、身分証の提示の必要さえなく、「こうした事情に通じたテロリストが、現場のチェックの裏をかけば建屋まで行けてしまうだろう。さらに、建屋のなかだって自爆覚悟ならテロ攻撃できるのでは!?」との杞憂の声を聞いた。
それでも半信半疑だったが、そこで実際に自分が裏をかいてやって見ると、何と行け、そして無事に戻って来てしまったのだ。
山岡自身、「本当かよ。これでは、いくら何でもマズイだろう」というのが率直な感想だ。

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