アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<記事紹介>「社会福祉法人の運営に支障来す神奈川県の行き過ぎた『指導』」(『ベルダ』07年3月号。本紙・山岡)

権力とは本当に恐ろしいものだ。
真面目に経営を行い、その高い理想故に、行政側に苦言を呈すると煙たがるどころか、行政権を逸脱して介入、潰しにかかる。昔の話ではない。神奈川県(保健福祉部)と、社会福祉法人「ラファエル会」を傘下に擁していた「IRA」(芳我衛会長)との対立がそれだ。
本紙・山岡は連載中の総合情報誌『ベルダ』(ベストブック)で過去2度、この問題を取り上げて来たが、今回、この異常としか思えない行政側の介入に関し、決定的とも思える事実を掴んだので今号でも報じた(写真=1頁目。2、3頁は以下に)。
IRAは「ラファエル会」の職員のために銀行借入を行って寮を建設していた。社会福祉法人の補助金はそこまで出ないため、当時、ラファエル会の理事長を務めていたIRAの芳我会長が個人的に借り入れして建設したのだが、彼を経営的に破綻させるため、県側がラファエル会に対し裏側で寮として使用しないように指導、結果、IRAとラファエル会の間で支払いの民事訴訟が行われていた(今年1月29日、IRA側全面勝訴の一審判決)のだが、その訴訟の過程で、県の介入があったとしか思えない文書が登場したのだ。
(証拠文書も以下、転載)

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