大手マスコミ既報(横左写真=「毎日」14日朝刊)のように、東京地検特捜部は5月13日、パシコンの元社長・荒木民生被告(71。右写真)等を、遺棄化学兵器処理事業の一部を外注する際にPCIに必要ない支出をさせ、同社に約1億2000万円の損害を与えたとして起訴した。
ただし、人件費を過大請求した詐欺容疑の方では、荒木被告は再逮捕されなかった。
だが、荒木被告が、グループ会社「遺棄化学兵器処理機構」にも大きな影響力を持っていたことは間違いない。
それを物語るのが、別のグループ会社だった「イーストチャイナシーホテル」の代表に就いていたこともある人物が、前出「遺棄化学」の役員にも就いていた事実だ。