名誉毀損で出版社が刑事訴訟の対象となった、異例の「鹿砦社弾圧」から3周年ーー本紙は「表現の自由」、「言論・出版の自由」の観点からその裁判の行方を追ってきたが、昨年6月25日、最高裁が松岡利康社長の上告を棄却、松岡社長の「懲役1年2月、執行猶予4年」の有罪が確定したことは既報のとおり。 この間、大手の講談社にからんで奈良少年事件の調書流出での医師逮捕、あるいは立川自衛隊官舎へのビラ入れ弾圧(最高裁で有罪確定)など、出版・言論への強権的な妨害・弾圧としか思えない事件が相次いでいる。 「鹿砦社裁判を支援する会」はこうした現状を鑑み、7月12日に神戸で集会を開くという。お近くにお住まいの方は、ぜひ参加してみることをお勧めする。 ●鹿砦社裁判を支援する会 「鹿砦社言論弾圧3周年 今、表現の自由を考える集い」 ○7月12日 13:30~16:30 ○神戸福祉総合センター 第2会議室 (JR神戸駅、神戸高速「高速神戸」駅から歩いて数分) 基調講演:田島泰彦・上智大学教授(憲法・メディア法専攻) “表現の自由をめぐる情況と鹿砦社言論弾圧事件” (集会についての問い合わせは、「鹿砦社裁判を支援する会」にお願いします)…