業界2強の一角、東証1部、大手印刷会社「大日本印刷」(本社・東京都新宿区)は8月19日、ジャスダック上場のソフト開発会社「インテリジェントウェイブ」(東京都中央区)のTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。
大日本印刷は議決権比率の上限52・02%、下限33・41%とし、昨20日から9月18日の間に行う。なお、連結子会社化を目的としているが、TOB成立後も上場は維持する。
買い付け価格は、19日終値(2万2950円)を約3割上回る2万9740円。
こうした状況のなか、買いが殺到し、20日にはストップ高となったが、このTOB、果たして成立するのか。
このインテリWに関して、本紙は過去、2度記事にしたことがある。それは粉飾決算疑惑などマイナス要因を報じたものだった。
(冒頭写真=インテリWのチャート図。TOB公表で株価急騰)