アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「福島県民はモルモットではない!」ーー経産省前で福島の女性たちが座り込み

 福島第一原発事故は、東京電力が原子炉の「冷温停止」を年内に達成すると述べて以後、事態は収束に向かっているかの印象がある。だが、溶解した核燃料がどこにあるかも不明なのであり、放射性物質の放出は依然続いている。そして福島県内は今も高濃度汚染に曝されているのが実際だ。
 こうしたなか、福島県内の女性たちが上京し、霞ヶ関の経済産業省前で、本日10月27日から座り込みをはじめている。「原発いらない福島の女たち」というグループだ。
 経産省正門脇のスペースには、9月11日以後、「原発再稼働を絶対に許すな」と横断幕を掲げたテントが張られている。60年安保世代の元全学連活動家らが構成する「9条改憲阻止の会」のテントだが、その横に「原発いらない福島の女たち」のテントが加わり、このテントを囲むように女性たちが座り込みをしている。
 例によって制服警官が数十人、そして公安警察が監視していたが、反原発の世論を恐れてか、テントの撤去や座り込み者の排除はさすがにできない。
 今日の参加者は、福島県から60人、県外から450人(正午段階)。「上を向いて歩こう」などの歌が流れるなか、参加者一人一人が、プラカード、のぼり、パッチワークを持参し、政府や原発に対する思いを表現していた。

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