アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(635)「今年は仕手筋大復活!?」

 仕手筋ーーかつては時に非合法な手段を使い株価操縦を行うプロ投資家たちのことをそう呼び、西田晴夫氏、加藤あきら氏などがその本尊ともいわれたものだ。
しかし、この2人もすでに故人に。
また、この間、ネット社会が到来し、誰もが気軽に株式投資できる環境に様変わり。
それと共に、仕手筋もかつてのプロがじっくりと時間をかけて仕込み、ごく限られた投資家が仕手筋本尊を信用して巨額を託するというまさにプロの世界から、ネットの株式掲示板、SNSなどを駆使することで、極論すれば誰でも仕手筋になれる世界に激変。従来の仕手筋は生存できなくなったともいえる。
そんななか、今年に入り、従来は株の世界とは無縁だったはずの反社会勢力が“危ない上場企業”に投じた資金を回収すべく火を付け、それを一部株式評論家Uなどがブログなどで煽り、これに仕手銘柄狙いの一般投資家が提灯を付けるパターンがますます目立って来ており、形こそすっかり変われど仕手筋大復活との見方も。
この1年ほどで株価が約15倍になった「リミックスポイント」(3825。マザーズ)など、その典型例だろう。
しかし、今回はこの銘柄ではなく、同じ関係者が関わっていると思われる別の銘柄について取り上げる。この銘柄も同じく約2年で12倍以上になっているが、超低位だったためまだ株価的には低い。

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