アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<短期集中連載>麻生副総理と地元町長との癒着疑惑(2)海砂利利権で見えて来た両者の蜜月関係

 この連載1回目で、麻生太郎副総理のファミリー企業のスーパー誘致に、芦屋町が異例の好待遇をしていることを本紙はスッパ抜いた。芦屋町は麻生副総理の選挙区であることを思えば、読者は有力政治家の地元ではよくある話と思われるかも知れない。
確かにその側面もあるが、しかし麻生副総理と芦屋町並びに波多野茂丸町長との関係はもっと根深いものがある。本紙は現地取材により、その事実を突き止めた。
麻生グループ企業は約80社、総売上は2000億円近くにもなるが、いまでこそ売上高はグループ全体の1割程度とはいえ、そもそも中核をなしていたのが「麻生セメント」(冒頭写真)。麻生グループは地元の筑豊炭田を背景に「石炭王」として発展。昭和になってエネルギーが石油に代わるとセメントやコンクリートなど建設関連事業に軸足を移した。
 その上で欠かせないのがセメントに混ぜて生コンにするための砂利。昔は山砂利、川砂利、田畑などの下から採る陸砂利がほとんどだったが、環境破壊問題などで採取規制が厳しくなるなか海砂利の需要も増えている。
そして、麻生セメントの砂利供給源の一つになっているのが芦屋町の沖合いから採っている海砂利なのだ。
その海砂利は芦屋港に陸上げされ(上写真)、トラックで飯塚市の麻生セメント工場の方に運ばれている。
その芦屋港が出来たのは1986年のことだ。

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