大手マスコミ既報のように、みずほ銀行系列の「オリエントコーポレーション」(東京都千代田区。8585。東証1部)を通じた自動車ローンのための同行融資のなかに暴力団組員らが含まれていた問題は、ついに刑事事件に発展する可能性も出て来た。
警視庁が問題になっている230件、総額2億円超分につき、捜査を始めたからだ。(冒頭写真=「毎日」10月12日夕刊記事より)
オリコは11年3月以降、契約に暴力団排除条項を設けているので、それ以降分で暴力団側が身分を隠して融資を受けていたことが証明できれば詐欺罪に問えるわけだ。
大手マスコミ報道では、それ以上の言及はない。だが、この捜査開始は、同時にみずほ銀側からも逮捕者が出る可能性を意味している。