いくら“危ない上場企業”といっても、ここまでやられるのはさすがにめずらしいのではないか。
情報セキュリティー関連だった「YAMATO」(大阪市淀川区。7853。マザーズ)の創業者でもある川合アユム社長(冒頭写真)のことだ。
10月7日、株主から「ここ数年赤字が常態化している。経営状態の低迷・悪化が著しく、経営者としての適正に疑問を抱かざるを得ない」として、12月開催予定の定時株主総会で川合氏を解任、代わりに2人の取締役を選任するとの株主提案をされたことが同社HPにIRされている。
さらに10月15日には、同株主から、川合社長個人が大阪地裁に10月9日付で第3者破産申し立てをされたことが明らかにされている。
これだけでも、いくら上場企業の価値が一昔前より下がったとはいえ、こうした申し立てをされること自体、代表者としてどうかと思うが、同社を取り巻く“失態”は他にもまだいろいろある。