“都民の憩いの場”である「中野サンプラザ」(冒頭左写真)の運営が経営難、それに民活導入の流れのなか、04年12月から民営化され、実質、ジャスダック上場の「BBH(旧ビジネスバンクコンサルティング」(東京都新宿区)が牛耳って来た。
その結果、黒字化したのは結構なことだが、民営化から10年後、中野サンプラザは民間に完全売却されることになっているが、その際の利権がBBH側に過度に行く可能性があることから、以前から、中野区関係者の間では区長、助役などの首脳とBBHとの癒着疑惑が出ていた。
そこに持って来て、その後、BBHと、同社取引先だった複数の会社との別件取引上のトラブルから訴訟が起き、BBHと大島一成創業者兼前会長(冒頭右写真)に関して他にも数々の疑惑が出ていたのは、本紙既報の通り。
こうしたなか、中野区は方向転換し、10月24日の本会議で、補正予算を組んで、区主導の運営に切り替えた。