アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

特別寄稿 内部文書入手! 三位一体のパチンコ業界(3)

文・伊藤直樹

関連記事、希有な内部文書付き連載2回目にに続く連載第3回ーー。

●『ウインザージャパン?』関係者直撃! 契約解除までの過程が明らかに!

「平成16年6月頃、『ウインザージャパン?』に狭山・入間遊技業組合地区の景品交換所営業権譲渡の話が持ち込まれました。パチンコ及びその景品両替事業は一切知識も経験もない分野ではありましたが、『ウインザージャパン?』も設立直後であり、会社のメイン事業を模索していた時期でもあり、この事業が利益率の非常に高い安定した事業であるということで、検討を始めました」
大きなため息をつきながら、眉間にシワを寄せ、難しい表情で話すのは、『ウインザージャパン?』に近い関係者のA氏だ。
『?丸十商店』の社長は埼玉県警からの要請に基づき「三店方式」を構築した人であり、その後、埼玉でも有力な業者となった。
しかし、年齢の問題、息子が跡を継がない為の後継者不在で、今回の話になったという。条件としては、同業者、暴力団、北朝鮮系以外で探していると言う話だった。
なぜ、ノウハウもないのに、『ウインザージャパン?』が、この話に乗ったのかといえば、
「埼玉県においては埼玉県警本部の指導もあり、埼玉方式と呼ばれる程、統制のとれた業務が遂行されており、全国のモデル県と説明を受けました。また、狭山・入間地区においての交換業務は実質『?丸十商店』がすべてやっており、たとえ組合員でも他社では認められない。今回の話しも、『?丸十商店』の推薦業社以外は出来ない。『ウインザージャパン?』は現在組合員では無いが、『?丸十商店』が推薦すれば、問題は生じない」
と説明を受けたからだという。連日ともいえる打ち合わせの結果、『ウインザージャパン?』としても営業権譲渡を受ける事を決断し、平成16年7月9日に契約をした。
しかし契約締結(金5,000万円支払)後、残りの資金調達を含め、知人等に相談したところ、話が違ってきたという。
「この営業権譲渡の話しは既に知っており、『?丸十商店』も所属する狭山・入間地区遊技業組合において、2回に渡り『丸十商店』の社長より営業権譲渡の提案がされたが、他の組合員からは希望者が現れなかったというんです。
その理由というのが、

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