アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>元プロが暴露ーー横行する「ぼったくり居酒屋」にご注意。その闇の経営実態(第4回)

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【目標売上を達成するまでのエンドレス営業】
 Bグループは、毎月2回の幹部会で売上目標、原価率、人件費率などの数字を徹底的に追及される。その追及は強烈極まりなく、言葉の暴力ばかりか、経営トップから本当の暴力を受けることもしばしばである。(写真はすべてイメージです)
このような経営方針なので、各店舗の店長は必死で売り上げを取りに行くが、一般的な営業スタイルでは到底達成できない目標数字を掲げられていることから、強引な客引きや消費税の2重取りの営業スタイルなどで数字を追い求めるしかない。
しかし、それでも売り上げが足りないと、幹部が出てきて目標売上が取れるまで店を閉店するなと強要するのである。店のオープンは午後4時~5時なのだが、居酒屋は仕込みがあることから早い時は午後1時くらいから働き始める。店の営業時間は午前0時~午前1時ころまでだから、売上が悪いとそのままのメンバーで朝5時まで延長営業を強要されるのである。実に16時間の稼働時間である。
 そして、翌日も仕込みがあることから社員は家にも帰れずに店の椅子の上などに横たわり仮眠をする。ひどい時だと月に自宅に帰れるのが2回程度の社員もいた。休日はどうかというと、雇用契約書に月に8日程度の休日がだある旨の記載があったとしても、実際に休みが取れるのは月に1日か2日であることが多い。それは、休みを取ろうと思い幹部に相談すると「売上げが取れていないのに、よく休みなんか取れるな。売上が取れたら考えてやるよ」等と言われて、出勤を強要されるからだ。
これだけでももう十分にブラック企業だと思うが、このBグループはこれだけで済まない。居酒屋には、インターネットなどの情報を見たお客様が予約の電話を掛けてくることがある。この電話の対応も店長等が行うことになるが、店の電話を自らの携帯電話に転送をして24時間いつ電話が架かってきても対応することを求められる。
飲食業界を知らない人ならば、そんな予約電話は適当に対応しておけば良いと思うかもしれないが、インターネットを経由して掛かってきた電話は“切電率”などのデータが自動集計されて管理者がそのデータを見ることが出来るようになっているのだ。切電率などのデータとは、お客様が電話を掛けたが店側が電話に出なかった件数と割合のことを言い。この切電件数が多いと、店長や社員は幹部から「てめぇ、なんで電話に出ないんだ。俺の事舐めてんのかよ!」などと怒号されるわけだ。

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