12月10日、大阪高裁で判決があり、本紙が徹底追及している商品先物大手「コムテックス」(本社・大阪市西区)に浄土宗の資金を注ぎ込み、7億円以上の被害を与えた元僧侶(懲戒解雇・僧籍削除)に対し、懲役6年の実刑が下された(1審は懲役7年だった)。
この業務上横領事件にコムテックス側が深く関係していることは、この元僧侶の営業担当だったコムテックスの元社員・小浜啓一被告(52)が、この元僧侶に対する詐欺罪で公判中(控訴審)で、すでに一審で懲役2年6カ月の実刑判決が出ていることでも明かだろう。
一審判決では、金銭面では示談が成立しているにも拘わらず、「多額の儲けが期待できると告げたり、被害者を騙した態様は極めて悪質」だと、実刑にした理由が述べられている。この元社員はコムテックスの幹部だった。
そのような会社にも関わらず、未だ、同社の広告塔を務めているのは浜田幸一、竹村健一、日高義樹の3人衆(冒頭写真=コムテックスのHPより)。