世界的な大手銀行「シティグループ」(8710。東証1部にも上場)傘下「シティグループ証券」が都心のビル“乗っ取り”で被告になっている上、著名な三井拓秀弁護士に“双方代理”の疑惑も出ているということで、本紙が注目し、これまで何度か報じたことがある民事訴訟(東京地裁。民事50部。平成24年ワ第7395)が、いよいよ結審することがわかった。(冒頭写真=『週刊ダイヤモンド』12年8月25日号記事)
12月18日午前10時30分(626号法廷)からの口頭弁論が最終になる予定。もっとも、この間、裁判長の指揮などもあり、双方代理による利益相反行為などについては深く掘り下げられておらず、原告の「東京アセット」は今回一審判決の結果に関係なく、今後、別訴を提起する可能性があるようだ。