アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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暴力団との疑惑あるヤメ検理事を切れない、PGA・松井功会長

 わが国の男子プロゴルファーのトーナメント試合のほとんどを主催する(社)「日本プロゴルフ協会(PGA)」(東京都港区)がまたまた揺れている。
06年7月、暴力団らによる理事の拉致監禁事件に絡んで前会長らが逮捕されたかと思えば、昨年10月には名誉会員だった小林旭が広域暴力団・山口組系後藤組組長(その後、除籍)の誕生日を祝う会に参加していた事実が発覚(辞任届け受理で収拾)。
以前から、暴力団関係者との関係が囁かれるなか、PGAは他の団体に先駆けていち早く暴力団との絶縁宣言を「会員倫理規程」(横左写真。その規程部分)で謳っていただけに、松井功会長は拉致事件の際には、「あってはならぬ黒い交際」(「日経ビジネス」06年7月24日号=右写真)と強い憤りを表明していた。
その松井会長は昨年11月28日開催のPGA総会で再選され、今年1月1月から3年間の続投が決まった(冒頭写真=その新体制挨拶時のもの。黄色楕円内が松井氏。「週刊ゴルフダイジェスト」08年12月9日号より)。2009
 小林旭(横写真)の問題が発覚した際、理事を務めるヤメ検が広域暴力団と関係ある企業の監査役に就任している事実も、本紙報道によりPGAの知るところになり、一部理事などから批判の声が出ていた。
それだけに、3年に1度の役員改選期を迎え、そのヤメ検の続投は当然ながらあり得ないと見られていた。
ところが、松井会長は会長権限でこのヤメ検を再選させたいとして、他の理事の承認を得ようとしたものだから、またまたPGAが揺れるのは当たり前だろう。

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