商工ローン大手「SFCG」(東京都中央区)が、経営破綻した米証券大手「リーマン・ブラザーズ」からの借入約734億円を、リーマン破綻を予期していたかのように、07年9月以降の約1年の間に53億円までに急減させていたのはご存じの通り。
では、その差額分はどうして補ったのか?
それは、木村剛会長(冒頭右写真)率いるあの「日本振興銀行」(東京都千代田区)からの資金注入によって補ったとの証言を、本紙は昨年11月に報じている。
その際、その証言の裏づけとして、SFCGの「債権譲渡登記簿」に今年に入って突如、日本振興銀行が度々登場していることを紹介した(冒頭左写真)。
「債権譲渡登記」の証明書は2種類あり、「“概要”証明書」は誰でも入手できるが、額などを書いた「証明書」は 利害関係人や法定代理人でなければ入手できない。
そのため、額までは特定できなかったのだが、『週刊ダイヤモンド』(07年12月20日号)にその詳細な額が出ていたので、以下、紹介しておく。