アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「タワー投資顧問」共同創立者の転落

 投資ファンド会社「タワー投資顧問」(東京都港区。冒頭写真=入居ビルと看板)といえば、同社の清原達郎運用部長が驚異的な運用実績を上げ、100億円もの個人所得を得て、わが国長者番付トップに立った(05年度)ことから、同社の投資銘柄を提灯買いする投資家が急増、“清原銘柄”とまでいわれたものの、いまや見る影もないのはご存じの通り。
その栄枯盛衰ぶりと似たような歩みを、そのタワー投資顧問の共同創立者の一方といってもいい人物がしていることが判明したので以下、報告する。
タワー投資顧問は「フォーエス投資顧問」という社名で、東京は新宿区西新宿ビルの一室で産声を上げた。バブルが崩壊するちょうど大転回点時期に当たる1990年2月のことだった。
「この時、香港の会社が多くの資金を出しました。その会社を設立したのは野村證券(現・野村ホールディングス。以下、同)出身で香港現地法人のトップも務めたY氏でした。そして、そのY氏のパートナーで、後にタワー投資顧問の役員にも就くのがやはり野村證券出身の問題の人物なんです」(野村證券OB)
ちなみに、前出・清原氏も野村證券出身だ。

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