アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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事件化の様相もーー『血と骨』など話題作多い映画制作会社「ビーワイルド」に赤信号

 映画制作会社「ビーワイルド」(大阪市西区。若杉正明代表)といえば、日航墜落事故を題材にした「クライマーズ・ハイ」(冒頭左写真)、梁石日の小説を映画化した「血と骨」(同右写真)など、話題作を次々と送り出した独立系映画制作会社。
一時は年間4?5本を制作していたのに、09年11月公開作「なくもんか」を最後に今日まで1本も完成に至っていない。
1月17日発売の『夕刊フジ』が「存続危機の内情」との見出しを付けて報道(横写真=同記事)。そのなかで、提訴され、映画公開後、「なくもんか」の出演料未払が発覚し信用失墜。すでに10年初頭の段階で借り入れ総額は40億円を超えていたともいわれるとも報道。もはや倒産は必至といっているに等しい内容だ。ちなみに、この提訴した大手プロダクションとは「サンミュージック」のことだ。
もっとも、同記事は、ビーワイルドが話題作を出せたのは、映画プロデューサーでもある若杉代表の存在抜きにはあり得ないのに、彼のことは一言も述べていないどころか、名前すら記していない。これはどうしたことなのか?

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