アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

連載(3)「選挙開票作業の不正疑惑」(千葉県習志野市のケース)ーー告発者の『報告書』より

(基本と違う開票作業の流れと、「分類ケース」等の存在)

 連載(2)で、本来あるべき開票作業の流れ、それに各作業部署の役割を解説した。
これに対し、不正疑惑が浮上している習志野市長・市議会議員選挙(2003年4月27日)の当日の開票作業状況を撮影したビデオ映像を検討し、まとめたのが上掲の「開票配置図」(右側。図B)だ。
連載(2)で掲げた本来あるべき図(左側。図A)を再掲載するので、図Bと見比べて欲しい。
まず気づくのは、図Aには記載のない「分類ケース」? なるものが存在する点だ(そのため、図Bの作業部署は図Aより1つ増えて8つになっている)。だが、本来こんなものは存在せず、未だに市側からはこれが何か説明が無いのだ。その他、詳細は次回以降に譲るが「溜り場」など、図Aには無いものが他にも存在する。
そして本来は(1)から(2)へ、(2)から(3)へと票は番号順に流れていくべきである。そして、マニュアルによれば、作業者は各持ち場を離れてはいけないことになっている。だが、実際は図Bに記した太い線のように非常に煩雑である。

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