アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(225)「昭文社」の現状に関する告発文

「昭文社」(東京都千代田区)といえば、地図出版とガイドブックの大手。その知名度は高く、東証1部に上場している。
その昭文社に関する告発文(A4版2枚)が出ている(以下に掲載)。日付は昨年10月31日と古いのだが、その後、その文書の信ぴょう性を裏付ける事態となっている。
というのは、この文書で最も強く訴えているのは、IR情報などで本当の現状が伝えられていないというもの。その真っ先に上げられているのが、2年前(昨年10月末時点で)に発表したカーナビゲーション事業への本格参入について。
当時の同社のIR情報を見ると、現在、カーナビ市場で使用されている道路ネットワークデータはすべて2次元のものだが、これが3次元になれば、例えば高架下道路などでも正確に誘導でき次世代ナビゲーションとしてニーズは高いとして、3年後には10億円、5年後には70億円の売上げが見込めると高らかに謳っている。
そのため、「モバイルマッピング」なる会社と折半で共同出資会社を設立、計測車にCCDカメラを取り付け、GPSに依存しない自前の全国道路の3次元データを2年かけて作るとしている。

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