報告が遅くなったが、数々の疑惑などが浮上し、本紙がウォッチしている「インスパイアー」(2724。JQ,東京都中央区。駒澤孝次社長=冒頭写真)に対し、「合同会社エコ」(代表社員・松崎弘和。東京都港区)が5月2日、2億5000万円の和解金及び5000万円の違約金を支払っていないなどとして破産申立を行っていた件につき、東京地裁は7月1日に棄却した。
地裁は、インスパイアーは他の借金などは支払っているし、運転資金として残高も有している。また、エコ側は今年3月末の増資は架空増資の疑いが濃厚と主張したが、そのような事実はなく、逆に増資により債務超過を解消しており、破産原因は認められないとした。
これに気を良くしたのか、インスパイアーは逆に、破産申立を受け信用失墜などの損害を被ったとして、合同会社エコに対し損賠賠償請求訴訟を検討中という。