アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙指摘通り、震災詐欺で逮捕ーー詐欺の舞台装置のため作られた一般社団法人に天下っていた経産省キャリアOB

 警視庁捜査2課は昨日、櫻井哲(63)を、本日は蟹江有央容疑者(64)を、出資してくれれば東日本大震災の復興工事で優先的に仕事を回すなどといって大阪の建設会社から計6500万円を騙し取った詐欺容疑で逮捕した。
この件、実は本紙ではすでに昨年5月、かなり詳細を報じているので是非ご覧いただきたい。
この詐欺話で、逮捕された2人が信用をつけるために設立していたのが一般社団法人「地域振興支援機構」(東京都港区)。
この一般社団法人は被災地域の再建復興に、復興のための企画、ガレキの撤去などを通じて寄与することを目的に12年3月に設立された。住所は六本木ヒルズ森タワー11階になっていたが、そこはレンタルオフィスだった。そして櫻井容疑者はそこの理事長代行、蟹江容疑者は事務局担当理事を名乗っていた。また、今回の詐欺被害があったとされるのは12年10~11月にかけて。
そのため、警視庁も出資金詐欺のために作られたとみている。
ところが、この地域振興支援機構の理事の一人どころか、代表理事に就いていたのが元経済産業省キャリアだったのだ。

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