いよいよ冷え込みが本格化して来た。
それに併せ、暖房用に灯油を購入する家庭は一挙に出て来る季節ーー。
その際、灯油の巡回販売業者から購入するケースは多い。
以前はお米屋さんなどで灯油を配達してもらうのが一般的だったが、90年代から灯油のミニタンクローリー車が廃品回収業者のようにマイクで呼びかけ、住宅街を巡回するように。毎年11月から始めるところが多いようで、玄関先にポリタンクを置いておけば不在でも入れておいてくれるサービスも。
巡回業者のマイクがうるさいとの声もあるが、最寄りのガソリンスタンドなどまで重いポリタンクを持って行くのは大人の男性でも大変。特にお年寄りにはひじょうに重宝されているようだ。
ところが、その巡回販売業者のなかには不正を行っているケースが多くあるとの告発があった。告発してくれたのは、大手石油会社の子会社で最近まで、実際に灯油の巡回販売の仕事をしていた当事者。
会社も気づいてはいても、知らないふりをしているという。
以下、その不正の手口を解説してもらった。
くれぐれも騙されないように、ご注意を。