アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

あのカリスマ実業家・松田元氏が元側近に仮差押、貸金返還訴訟をされていた

本紙は今年5月から6月にかけ、若手カリスマ経営者として一部で持てはやされている松田元氏(冒頭写真)が「SAMURAI&J PARTNERS」(4764。JQ。大阪市北区。旧「デジタルデザイン」)の取締役時代のことを4回に渡り報じた。
その件を告発したのは松田氏の元側近で、「エービーアイ」(東京都新宿区)という会社の代表取締役をしている矢野健太郎氏だが、その矢野氏が松田氏に元金約1億9000万円の債権があると申し立て、すでに6月1日に仮差押決定が出た(以下に、その「決定書」を転載)ことに基き、6月23日には東京地裁に貸金返還等請求訴訟を提起していることがわかった。
訴状によれば、矢野氏は12年11月から16年9月末まで、松田氏の秘書兼アシスタント業務全般の責任者として、投資家から集めた10億円以上の資金のほぼ全額を、松田氏の指示により被告の事業全般に拠出したという。
今回提訴したのは、そのなかで金銭消費賃貸契約を結ぶなどして裏づけのハッキリしている一部だという。
これだけ見れば、単なる一民事訴訟に過ぎないかも知れない。
しかしながら、松田氏側はこの間、矢野氏側から借金していないどころか、逆に矢野氏が、松田氏が代表を務める「アズグループホールディングス」(現アズホールディングス)という会社の銀行口座からあろうことか約2.25億円を盗んだなどとまで主張。実際、松田氏は本紙に対し、人を介して矢野氏自身がビルに侵入している監視カメラに撮影された逃れられない証拠映像があり、すでに被害届は警視庁新宿牛込警察署に受理され捜査中とまで断言して来た(矢野氏はデッチ上げと完全否定)。
このように、両者の意見は真っ向から対立していたなか、矢野氏の提訴の事実が判明した。もし、松田氏の言い分通りなら、矢野氏は提訴などするだろうか!?

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