12月16日、世界的な建設コンサルタント・パシコンのグループ企業を統括する「パシフィックコンサルタンツグループ」(PCIG)の株主総会が開催され、荒木民生PCIG代表は辞任した。 ついこの間まで、パシコングループに君臨していた荒木氏。だが、国内中核企業「パシフィックコンサルタンツ」(PCKK)代表についてはすでに今年8月に辞任を余儀なくされており、今回のグループ企業代表辞任と加え、完全にパシコングループにおける影響力を失ったようだ。 荒木氏に関しては、本紙でも既報のように、今年8月に元幹部等により特別背任容疑で息子と共に警視庁に告発され、来年には事件化は必死の情勢だ。 また、荒木氏は本紙に対し、記述内容が事実無根として、今年8月、?同氏に関する一切の記事削除を求め、仮処分申立を行ったが東京地裁はこれを却下している。一方、今年5月、本紙・山岡が経済雑誌に執筆した特別背任疑惑について謝罪と損害賠償を求めて提訴もしたが、現在、こちらは審尋中。また、この11月には新たに、本紙で記した山岡宅放火事件記事に関しても同じく謝罪と損害賠償を求めて提訴している。 (写真は荒木民生氏)…