アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<書籍紹介>「ラフ アンド ピース」(石蔵文信。自費出版)

 著者は大阪大学大学院の准教授(54)。
08年4月から1年間、「毎日」(関西版)に「こころに華咲かそ」のタイトルのコラムを連載していて、それを一冊にまとめたもの(現在も別タイトルで連載中)。
大学の先生というと、気難しそうな印象があるかも知れないが、著者はまったく違う。専門は保健学だが、大阪市内の病院で男性の更年期外来を担当し出した関係から、現在では「ミスターED」と呼ばれるほどED問題に詳しくなり、また、患者にうつ症状の方が多いことから、その分野にも精通するようになる。
本書はそのタイトル通り、男性中高年をメーン・ターゲットにした、一言でいえば、「肩の力を抜いて生きようよ!」という応援歌。
ちなみに、タイトルの“ラフ”(Laugh)は声を立てて笑う意。

 筆者は大の阪神ファンで、また映画、落語愛好家でもあることから、その3分野を素材に、ウィットに富んだ内容となっている。
また、同書の「はじめに」でも述べられているように、「毎日」連載時のイラストが気に入り、しかし、新聞はそのせっかくのイラストが小さく、細部がわかりにくかったため、勿体なく思い、ちゃんと見せたいという思いもあり、自費出版したという。
阪神ファンと巨人ファンを心理分析した『巨人性うつと阪神性不安』、健康・長生きの秘訣は恋愛だとして、男性中高年にそれを勧める『パンツの中の健康』(共に双葉社)、自身の体験的ダイエット法を解説した『できる男は2食主義』、『女房に捨てられないための中年力』(共にメディカルトリビューン)といったユニークな本も出している。
(1200円)
○ウィキペディア(Wikipedia)の石蔵氏の項目(*ココをクリックのこと

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