11月11日から、政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)のワーキンググループは、2010年度予算の概算要求(約95兆円)の無駄を公開で洗い出す「事業仕分け」を始めたが、このチームのメンバーである蓮舫参院議員らの次世代スーパーコンピュータ開発予算(今後、総額約700億円必要とも)削減の発言に、文部科学省、塩川正十郎元財務省、東大や筑波大学の科学者などから批判が相次ぎ、蓮舫議員はすっかり悪者に(冒頭写真=『週刊文春』11月26日号)。そして、スパコン予算は復活しそうな雲行きになって来ている。
だが、海外のスパコン事情にも詳しいある専門家は、「復活などとんでもない! かつての太平洋戦争時、空母や航空機、潜水艦が雌雄を決するところ、時代遅れの『大和』などの巨大戦艦を作っていた二の舞」と吐き捨てる。どういうことなのか!?