破産管財人への取材で、本紙は本日、その事実を確認したので報告する。
結論を先にいえば、TVでも何度となく映像が流れたあの東京都渋谷区松濤の大島健伸「SFCG」元会長(冒頭左写真)の超豪邸(同右写真)だが、すでに破産管財人に8800万円支払うことで話がまとまり、振り込みも実行され、大島氏はその所有権を取り戻している。
そのことは、実は大島氏が現れなかったことで批判を浴びた、10月28日開催のSFCGの第1回債権者集会の際、管財人から配布された報告書のなかに書かれているし、SFCGのHP(ココをクリック。10月30日付。10頁の「個別問題」(1)松涛問題を参照のこと)でも公表されている。
もっとも、大手マスコミではこの件は一切報道されていないようだ。
実は破産管財人の弁護士から本紙が確認を取った時にもいわれたことだが、松濤の自宅の件は「枝葉の問題」なので、その事実だけを持って破産管財人側を悪意的に取り上げるようなことはしないで欲しいといわれた。
大手マスコミは、そういうわけで配慮した結果ではないか。
確かに、その言い分を聞くと理屈は通ってはいる。その理屈に関しては以下に簡潔に述べる。
しかし、この豪邸は大島氏の象徴的な財産で、個人破産しながら、あの豪邸を実質、取り戻したというのは、いくら今後逮捕は必至とはいえ、庶民感情としてはどうにも納得行かない。