民主党幹事長・小沢一郎氏(下写真)の政治資金規制法違反疑惑に、驚愕の情報が飛び込んで来た。
この疑惑、小沢氏の資金管理団体「陸山会」は2004(平成16)年に東京・世田谷区の土地(冒頭右写真=現在、秘書の寮が建つ)を約3億4000万円で購入したが、その事実が同年の政治資金収支報告書には記載されず、翌年度にされていた事実に端を発する。
東京地検特捜部は、翌年の記載としたのは、その購入資金は小沢氏がゼネコンへの工事発注の口利きなどで得た裏金が充てられた可能性があると見ているようだ。ところが、それは表に出せない(=収支報告書に記載できない)。すると04年の収支報告書の他の収入だけでは先の土地の購入資金は捻出できない。そこで購入時期を翌年度に回したという読みのようだ。(冒頭左写真=上・「日経」1月9日記事。下・同8日記事)
ところが、ここに来て突如、04年度の政治資金収支報告書には、小沢氏個人から4億円借り入れているとちゃんと記載されていた証明として、その「官報」なるものが登場した(以下に転載)。
検察は、小沢氏の当時の会計担当秘書であった現衆議院議員・石川知裕氏の在宅起訴の方針を固めているとされる。そして今後、捜査が小沢氏自身に及ぶのかが焦点となっているのだが、このようななか、繰り返すように、4億円の借入金との記載がされていたことが「官報」で証明されているとの情報が飛び込んで来たのだ。これが本当なら、検察のシナリオは大きく崩れかねない。一体、何が起きているのか!?