アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「無罪証言」が続出するDM不正事件で、大阪地検特捜部はなぜ凸版、大日本を“目こぼし”したのか?(続報)

 ベスト電器発注の不正DM事件、大手マスコミ既報では、「博報堂エルグ」→「ウイルコ」→「新生企業」(現・伸正)の流れで発注したとされるが、同社自身認めるように、実際は「博報堂エルグ」と「ウイルコ」の間に東証1部「凸版印刷」、また同「大日本印刷」もいた(冒頭のチャート図参照のこと)。
だが、このわが国を代表する両印刷会社の存在は、大阪地検特捜部の捜査では“省かれ”、したがって逮捕者が出ることも、郵便事業会社(日本郵便)から巨額の郵便料金支払い訴訟を提起されてもいない。(横写真=検察が描いた“幻”のチャート図)
なぜ、こんな“目こぼし”がされたのか?
そこで、日本郵便とひじょうに親しい関係にあるのではと思い、追加で凸版印刷に質問状を送ってみた(なお、一方の大日本印刷は、ウイルコへの発注の有無の質問からして取材拒否だった。だが、不正DMの仕事を出していたことは間違いない)。
以下の5項目について。
(1)御社には何名の日本郵政(JP)OBが在籍されておられますか。
(2)御社に占めるJP関連の売上額、比率はいかほどですか。
(3)今回事件の低料第3種の関与を公表されないのはなぜでしょうか。JPとの取引取り消しになる可能性を懸念されて、あるいは逆にJPから公表しないように要請されてのことでしょうか。
(4)ベスト電器の件以外で、御社が直接にしろ、間接にしろ、低料金第3種の郵便不正に関わったことはありませんか。
キューサイ(青汁)の広告紙面制作には関わられていませんか。
(5)低料第3種以外に、郵便法または郵便約款に反したことはないでしょうか。
では、これに対する凸版の言い分は!?(口頭の回答を要約)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧