今夏の参議院選挙を前に、渡辺喜美代議士(58)が代表を務める「みんなの党」が注目されている。今や世論調査では「野党第2党」の支持率とのデータもあり、政界再編のキーマン的存在になっている。(冒頭写真=上は「毎日」4月5日。下は『週刊文春』08年2月21日号記事より)
だが、そんな「みんなの党」、そして渡辺氏にもウィークポイントがあった。渡辺氏の奥さん、まゆみ夫人の存在だ。
本紙では前回、その夫人の、庶民とはかけ離れた金銭感覚を、松濤の豪邸で乗り回す自家用車を例に見た。
本紙がまゆみ夫人の存在を懸念する理由は、それだけではない。もっと深刻な問題があった。
それは、まゆみ夫人が秘書の間で「女帝」化し、結果的にしろ、渡辺氏の政治活動にさえ悪影響を与えていると思われ点だ。
本紙は以前、渡辺氏の公設秘書(当時)の人身事故をスッパ抜いたことがある。
それは、本紙に届いた「告発文」が契機になっていた。
人身事故には関係ないからその際には報じなかったが、実はその告発文、まゆみ夫人に関する記述がもう半分を占めていた(一部要約)。