アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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暴力団まで登場――高野山・真言宗「永代供養ビジネス」の闇

 高野山といえば、空海(弘法大師)が開いた真言宗の聖地――しかも今年は開創1200年を迎える記念すべき年だというのに、10月以降、10台近い右翼の街宣車が高野山に何度も登場しているのをご存知だろうか。
本紙はその右翼団体が出したビラ(3回分)を入手した。
その内容を簡単に言えば、高野山真言宗元トップ(管長)、ナンバー2(宗務総長)といった要職に就いていた者が、高野山真言宗の資産を私利私欲のために食い荒らしている重大疑惑があるが、未だ誰も罪に問われず安泰なのは高野山、そして日本の恥でもあると訴えているもの。
『フラッシュ』(15年12月8日号)が既報しているが、具体的には、元ナンバー2・庄野光昭氏の時代の高野山資産7億5000万円の運用失敗、その隠蔽疑惑。そして元トップ・竹内崇峯氏(横写真。故人。高野山別格本山時明院元住職)が建てた高野山奥の院にある仏舎利宝塔(冒頭写真)の永代供養権“二重販売”疑惑なのだ。
なかでも、永代供養権はすでに軽く100億円以上売れていると見られるが、仏舎利宝塔も本山の土地にありながら本山には一銭も入らず時明院側に利益をもたらすだけ。しかもその巨額資金の大半がどこに流れたのか不明な上、この仏舎利宝塔利権をエサにした詐欺被害も発生しその被害額だけでも少なくとも20億円以上、そしていまも被害が続いているというのだから大問題だろう。
おまけに、これは『フラッシュ』もまったく触れていないことだが、この利権には暴力団も関与していたのだ。

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