本紙が徹底追及している「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也院長(医師)は、罹ってもいないのに患者に「性病」と告げ、診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っている「詐欺行為」疑惑だが、2月2日、最高裁はついに林院長の上告を棄却した。
患者が同疑惑で、林院長を相手取り慰謝料などを請求して提訴している訴訟はこれまでに3件あった。今回、上告棄却になったのはそのうちの1件で判決確定は始めて(後の1件は一審、もう1件は控訴審で審尋中)。
民事訴訟とはいえ、1審判決は詐欺紛いの行為をしていたと認定していただけに判決確定が持つ意味は決して小さくない。
例えば、提訴された3件は氷山の一角で、林院長自身、これまでに数千人規模の被害者がいることを自ら認める主張をしているにも拘わらずいまも営業を続け新たな被害酢が出ている可能性もあるが、そのなかにはJRは撤去したものの、未だ掲載OKとする都営地下鉄の看板広告を見て訪ねる者もいるが、今回の判決確定でさすがに撤去になると思われる。