大手マスコミは一切報じないが、2チャンネルなどのネット上ではこの手の情報が乱れ飛んでいる。
その根拠とされるものは複数ある。
例えば、この開票作業は民主党職員が行ったのではなく、東証1部上場ながら、何かと問題の人材派遣会社「フルキャストホールディングス」(東京都渋谷区)が直前にアルバイトを雇って請け負っており、そのバイトのなかに“スパイ”を忍び込ませば、いくらでも情報操作可能だったというのもその一つ。
また、党員になるのは民主党代表を選べるというのが唯一の魅力といってもいいのに、その投票率が約67%というのは低すぎるとして、投票されなかったとされる11万票余りはどこにいったのか?との指摘も出ている。(横写真=「日経」9月15日記事)
さらに小沢一郎前幹事長支持の鳩山由起夫前首相の影響力が大きい北海道、小沢氏の側近の樋高剛代議士の神奈川選挙区でも党員・サポーターのポイントが圧倒的に菅首相に入っている(北海道は12選挙区中11、神奈川も18選挙区中17)が、あり得ないとの関係者の声もある。
もっとも、民主党代表選の8年前の党員・サポーター投票率は51%で、これに比べれば大幅に挙がっている。また国会議員がいくら指揮しても、地方議員が面従腹背ということがあってもおかしくないなど、冷静に考えれば、この不正開票疑惑の怪情報には何ら根拠はなく、小沢支持者の単なる憂さ晴らしとの指摘もある。
それでも、この怪情報を本紙が取り上げたのは、こんなやはり不可解としか思えない情報が入って来たからだ。