昨年1月14日、傘下にゲームやアミューズメント大手「セガ」、パチスロ大手「サミー」を抱える「セガサミーホールディングス」(東証1部。6460。東京都港区)の里見治・会長兼社長(72)宅に銃弾が打ち込まれた事件から早くも1年2カ月以上ーーだが、事件以降、マスコミでもまったくというほど報じられていない。
そんななか、本紙は有力情報を掴んだ。
実行犯の仕切り役とされる人物から告白されたとする関係者が口を開いたのだ。
それによると、依頼者はカジノ利権絡みから頼んだわけではないという。セガサミーとつきあいのあった某企業の経営が悪化。それをセガサミーのせいと逆恨みし、そこのトップが依頼したというのだ。
では、なぜ事件の進展が見られないのか?
それより、そもそもなぜ仕切り役という人物は逮捕のリスクが大きい告白などしたのか?
実はこの逆恨み説、当局も大手マスコミもその説があることは承知している。そして、依頼したとされる企業名も把握している。