テレビでもお馴染みの堀紘一氏。いまや自分が設立したベンチャーの投資・育成と大企業コンサルを2大柱とする「ドリームインキュべーダ」(2000年4月設立)を東証一部に上場(02年5月)させ、上場企業社長でもある。
ところが、ライブドア事件(1月16日夕方にライブドア強制捜査)のショックをもろに受け、DI社の株は1月16日終値は76万7000円だったが、1月23日終値は52万円と、24万7000円も下げてしまった。
もっとも、その後は持ち直し、2月6日終値は66万2000円まで値を上げている。
ここまでの話なら、ライブドアのとばっちりを食ってお気の毒でしたということになる。
同社の場合、その後も再び値を下げ続け、本日は前週末より10万円も値を下げてストップ安。出来高は普段の4倍もあり、深刻な事態なのだ。
その原因の一つは、同社の監査法人が、ライブドアを始め関連企業の多くを監査し、同事件では家宅捜査も受けた港陽監査法人だったこと。そのため、他のIT系企業以上にあらぬ疑惑をんでいるのは間違いない。
だが、本当にそれだけなのだろうか。