アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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創価学会80周年記念日と書籍『創価学会ーーもうひとつのニッポン』(島田裕巳VS矢野絢也。講談社)

 昨、11月18日は創価学会の創立80周年記念日だった。
全国各地から多数の信者が、東京・信濃町の学会本部にやって来たわけで、当然、かなりの大イベントが催されると思われた。ところが、特に記念イベントは催さなかったようだ。しかも、池田大作名誉会長も一切姿を現さなかったという。
一方、この80周年記念日に合わせ、宗教学者の島田裕巳氏と、元公明党委員長の矢野絢也氏の対談本が講談社から出された。
矢野氏といえば、いまでこそ信者を辞め、学会側と訴訟にもなったが、池田氏と4つ違いで、創価学会が勢力を急伸させ、池田氏がトップに上り詰める昭和30年代から、政界で公明党がキャスティングボードを握り続ける近年まで、学会、公明党を内部から、それも池田氏側近として表も裏も見て来た稀有な生き証人。
本書は5章構成。第1章「創価学会はどのようにして巨大組織になったのか」から第5章「ポスト池田時代の創価学会・公明党はどうなる」まで。
対談といっても、島田氏はどちらかといえばインタビュー役で、本書を読めば、これまで一般マスコミではまず報じられなかった学会の歩みがわかり、また、その「権力」と「教義」、そして池田氏の人間性が浮き彫りにされている。
ところで、この80周年記念日、創価学会の機関紙「聖教新聞」一面に、池田氏と奥さんのツーショット写真が載っている。

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