アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>アッシュブレインの資産運用ストラテジー「今週の相場展望(9月20ー23日)&注目銘柄」(第3回)

■プロフィール 株歴16年、出版社勤務の兼業投資家。資産は2015に一時、一億円越えとなるも現在は漸減中。投資に必要なのは1に「需給」、2に「ファンダ」だと考えており、できるだけ負けない投資を心がけている。

≪今週の相場展望≫


先週、東証1部の出来高が2兆円を越えたのは16日(金)の1日だけであった。とくに最近の出来高が少ないわけではない。8月に入ってからは似たり寄ったり、もはや夏枯れといって笑っていられないくらい、先高感をまったく感じさせない相場付きである。通常なら日銀会合前は、イベント前の動意がしばしば見られる……が、それもまったく見られない。
 今週はなんといっても日米の金融政策決定会合が開かれる。先んじて行われるは「日銀会合」。すでに、「市場への資金供給を拡大する量的緩和からマイナス金利の拡大を軸に据えた政策への事実上の転換を検討する」との報道が各方面からでており(1)政策金利のマイナス幅を拡大すること(2)長短金利差を拡大させる施策(国債買い入れの方法に柔軟性を持たせるか?)などは完全に織り込み済み。ようするに、何もでなければ逆サプライズとなり、劇的な円高・株安になる可能性を秘める。さすがに可能性は低いだろうが…。
かたや22日深夜3時に発表されるFRBでは、今回の9月利上げ確率は15%~20%前後。この状況で今回FRBが利上げをしようものなら相場は大クラッシュを呼ぶだろう。12月を見据えた利上げ発言がでるかどうかは注目されるが、これに関しては発言があっても織り込み済みか。FRBは利上げさえなければ、仮に米国市場が不安定になっても22日の秋分の日を挟んで落ち着くレベルだとみる。
サプライズがでるとすれば日銀会合のほうか。一部、「日経平均型を下げ、TOPIX型ETFの買い入れを増やすのではないか、との報道があった。これが出ればさすがに小型株は動意づくだろう。
基本、今週以降、日本株だけを考えるならば、これまで散々買われてきていなかったことも加味して“上げ目線”となるのがまっとうであるが、ここで5つほど不安点を述べたい。

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