アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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政治への接近、パチスロメーカーとの親密さなど指摘――栗生俊一警察庁長官に関する怪文書

1月18日付で次長から警察庁長官に就任した栗生俊一氏(59。冒頭写真)だが、就任を阻止するためか、昨年末から数多くの怪文書が永田町界隈で出回っていた。
そのなかには、栗生氏が、例の安倍晋三首相ベッタリ記者の詩織さんに対する準強姦事件につき、昨年9月21日、検察審査会は「不起訴相当」と判断したが、その判断が出る前に、栗生次長(当時)が「不起訴相当になる」と話していたと記したものもあった。
なぜ、事前にそんなことはわかるかといえば、そもそも捜査に圧力をかけたともいわれる中村格警視庁刑事部長(当時)は栗生氏の部下で、中村氏を救済するため、栗生氏が懇意な法務省の○○局長、つまりこの3人の合作だから旨の内容が続く。
この件を報じたのは、1月4日の「ビジネスジャーナル」(「怪文書が続々…警察庁『新長官人事』の裏に官僚たちの仁義なき戦い」。長谷川学氏執筆)だが、本紙も別の2つの怪文書を入手している。
この2つの文書、1つは栗生氏がいかに政界に接近して長官の座を得たか、もう1つは某パチスロメーカーとの親密さを指摘していて興味深いので、以下、その概要を報じる。
念のため断っておくが、これは匿名の怪文書の類。したがって、デタラメということもあり得る。しかしながら、永田町の事情通に確認すると「警察庁キャリアの間では専ら本当」との評とのこと。それに、捜査のトップに立つ「重要な公人は批判に晒されて当然」との見地から、問題提起の意味合いからも報じる次第だ。

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