とんでもない情報が飛び込んで来た。
現在、福島原発で、強い放射線を放つ瓦礫のなか、手探りの復旧作業が行われているのはご存知の通り。
その最前線にいるのは、東電社員ではなく、名もない日雇い労働者だ。
もっとも、現場は未だ水素爆発の可能性もあれば、内部被曝の可能性に到っては十分にある。そのため、日当(といっても3時間程度とのこと)は異例の高額(!?)ともいわれる。
実際、本紙の周辺にも、現場作業の話が来た親方がおり、聞けば「日当30万円」とのこと。その仕事は原発“周辺”の作業とのことだから、原発“内部”となればもっと高額と想像していた。
ところが、現場と太いパイプのある某ブローカーはこう証言する。
「それは嘘だ。確かに、そういう日当の話が噂で出ている。でも、誰がそんな高給出すの!? この復旧作業のコストはいずれは国が出すことになるだろう。だが、いまは地震の被災者とかもっと緊急に手当てしないといけない対象者がおり、それどころじゃない。だから、この復旧工事をいま請け負っているのは、そもそも福島原発の上物を建設した時のゼネコンなどで、その下請けの下請けというように話が来ている。その日当代は他の労働とたいして変わらない。1万円程度だよ」
俄かには信じ難い話だが、そんなことで作業員が集まるのか? そこで、実は騙して集めているというのだ。