アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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連載(2)「選挙開票作業の不正疑惑」(千葉県習志野市のケース)ーー告発者の『報告書』より

 さて、連載(1)では2003年4月27日に千葉県習志野市で行われた統一地方選挙の開票作業で明らかに不正と思われる行為があり、その証拠をビデオに撮ったこと、それにも拘わらずこれまで公式には不正と認定されていない経緯を述べた。
次回以降、いよいよビデオに撮った具体的な不正行為を解説して行くが、この連載(2)ではその前に、まず習志野市選挙開票マニュアルから、開票作業の基本的な流れを押さえておく(表参照のこと)。

(1)開被台 投票箱から票はまずこの台に広げる。2つ折りになった票を、作業しやすいように拡げる。
(2)分類台 ここでは候補者別に分ける。そして有効票、白票、要判定票に分ける。
(3)計算機係 候補者ごとに100枚づつ計数機で数え、輪ゴムで束にする。
(4)括束係 計数機係から来た票を点検し200枚ごとに束にする。
(5)計算第1係 集計欄に記入する。
(6)計算第2係 第1係から来た票を立会人の点検を経て記録する。
(7)集積所 数え終わった票を参観人席から見えるように候補者番号順に並べる。
(審査台) 集まった要判定票の疑問票・無効票などを、立会人に審査してもらい、計算第1係に回付する。

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