アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大物仕手・西田晴夫逮捕で、大阪地検特捜部が狙う次の大物

西田晴夫容疑者(横写真=「読売新聞」10月20日より)がこの時期(10月13日)に逮捕されたのは、今年9月30日に金融商品取引法が施行されたことと無関係ではないだろう。 同法施行により西田容疑者の容疑は、正確には証券取引法違反(株価操縦)ではなく、金融商品取引法違反(株価操縦)。 同法施行には、これ以上、“危ない上場企業”を舞台にした株価操作を放置し、一般投資家に巨額の損を出させることは容認できないという、遅ればせながら当局の意思も反映されており、その代表である西田逮捕へのゴーサインが下ったとも言えそうだ。 その西田容疑者、その逮捕直前には、ジャスダック上場の英会話最大手「NOVA」(大阪市。横写真=同社キャラクター)の第3者割当新株予約権(会社側は10月10日に発表)の引き受け(英国バージン諸島の2社)にも裏で関わっていた。 本紙はそのことをいち早く報じていたが、その打合せのために西田容疑者は出国しようとしたが断念したのは、証券取引等監視員会等からパスポートの任意提出を求められたためのようだ。 ところで、大阪地検特捜部が次に狙っているとされる大物とは誰か? 名前が挙がっているのは2名で、1人は「ワシントングループ」の河野博晶氏。 「ワシントン」(東京都港区)というゴルフ場経営会社のオーナーの一方、兜町では「“ワシントングループ”の河野」”名で仕手筋で著名な存在。西田容疑者の逮捕容疑となったジャスダック上場「南野建設(現A.Cホールディングス)」については、別の時期に仕手戦を展開(「ワールドビジョン」名義で。同社大株主は河野氏妻)。そちらにも西田容疑者は関与していた模様で、それだけに今回の捜査の延長線上でターゲットの視野に入れていると言われる。なお、A.Cホールディングスの現在の筆頭株主は河野氏自身(8・2%。『四季報』07年4集より)だし、妻も4・0%で第3位。 最近は他の事件屋グループと共に、同社役員が東証1部の「シルバー精工」に介入していた。また、昨年はジャスダック上場のIT会社「トランスデジタル」(東京都千代田区)でも名義は違えど、その関与が話題になった。 そして、もう1人は本紙ではお馴染みの東証2部上場「東理ホールディングス」(東京都中央区)の福村康廣社長。 これまた西田容疑者と接点があることは、紙で既報の通り(写真=両者社の接点を物語る文書。当局も入手済)。自社の株価釣り上げを頼むという疑惑だけでなく、福村社長が西田氏の資金源の1人で、A.Cホールディングス株をいじっていたとの情報もあり、大阪地検特捜部も注目しているのは間違いない。 なお、福村社長に関しては警視庁の方でも別件で注目しているとの情報も上がってきている。…

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