アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

大手マスコミも報じ出した、大牟田市「約半年間に社員3人自殺」(2)

 本紙でいち早く報じたように、ついに1月29日、福岡県警大牟田署に逮捕された大牟田市内の会社オーナー(44)――もっとも、逮捕容疑は、その会社関係でわずか半年ほどの間に3名が次々と自殺した件ではなく、あくまで別の知人に対する暴行容疑だった。
「そもそも暴行ぐらいではなかなか逮捕されません。勾留延長はなおさら。そこで2度目の10日の延長、つまり起訴前の最大20日の勾留が認められるか注目されていたんですが認められたそうです」(関係者)
と同時に、当局側は再逮捕も視野に入れ、数多くの関係者から事情を聞いているとの情報もある。
となると、当然ながらどうしても社員3名の自殺との関係を考えてしまうのだが、ここに来て本紙はこんな驚くべき情報もキャッチしている。

「中嶋全克容疑者(=横写真。『MRコーポレーション』オーナー)は自分は堅気とすっとぼけているようですが、それが本当ならなぜ、拳銃所持の話が出てくるのでしょうか。
中嶋は警察が動いているのを察知して逮捕前、親しい者に“拳銃の件は自分は安全”と漏らしていた。しかも、その話のなかには“拳銃は知り合いの刑事に預けたから”と語っているんです。つまり、親しい警官に預かる=隠してもらっているというわけです」(別の中嶋容疑者を知る者)
この証言が本当なら、福岡県警内に元組長で、足を洗った後も、「九州誠道会」の会長だっ村神長二郎氏(故人)がカネを貸した先の債権回収を担当。また、拳銃密売をしていたともいう中嶋容疑者と癒着した者がいるということか。
大手マスコミの一部は中嶋容疑者逮捕の件を報じてもなぜか実名公表を控えている、また福岡県警は中嶋容疑者逮捕の件を一切広報しないのも、まさかとは思うが、指定暴力団「浪川会」との絡みだけでなく、このため出来るだけ隠密に事を運びたいということなのか!?
いまは詳細は控えるが、本紙の元には複数の確かな筋から、中嶋容疑者が自殺した社員に日本刀を突きつけ脅していたとか、今回逮捕の契機になったと中嶋容疑者が信じる告発者の名を上げて「殺す!」と語っていたなどの情報も寄せられている。
再来週頭には勾留期限が切れる。その際、再逮捕は本当にあるのか? あったとして、今度は何の容疑になるのか?
一連の流れを追うと、片山さつき大臣、また改正入管法とも絡むだけに、なおさら今後の動向が大いに注目される。

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